■メドック地区格付け第1級(ポイヤック) |
ボルドーで最も晩熟ともいわれるほど大変長命なワインで、常に安定した品質が評価されています。古典的な味わいで、名実ともにトップにランクされるシャトーです。 ラベルにある塔(ラ・トゥール)は、17世紀、もとは15世紀にイギリス人が建てた要塞で、シャトー・ラトゥールという名前の由来となっています。 [ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ15%、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド5%] |
種 類 | 赤ワイン |
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テイスト | 辛口 |
産 地 | フランス・ボルドー |
格 付 | ボルドー格付 第一級 |
内容量 | 750ml |
備考 | この偉大なシャトーは、突拍子もなく豊かな、凝縮したポイヤックを生産したが、 過熟感の痕跡もないし、重みもありすぎない。黒/紫色を誇っているほか、 クレーム・ド・カシス、ブラックベリーの並外れたブーケに微妙な甘いオークの背景がある。 どっしりとした、多層的な舌触りが口蓋に殺到し、継ぎ目のない豊富なグリセリン、 エキス分、コクも感じられる。厳しい構造やタンニンはよほど一生懸命探さないと見つからない。 その意味では同時期の1982年の出来をしのばせるし、 否定しようもなく偉大な2000年のラトゥールと並べて試飲しても2003年のほうが ほとんど2倍も凝縮感がある。並はずれて純粋なワインで、フニッシュは70秒も続いた。 これは金字塔で、現代における伝説の卵だが、ラトゥールの生産量が少なく、 1万ケースしか生産されないだろうということである。 予想される飲み頃:2010〜2040年 |